COZY
POWELL ON THE DRUMS VOL.4
Live
at Ropponngi Y2K,Tokyo December.9.2001 今年最後のライヴも、やっぱり、初めての六本木Y2K。
メインの虹伝説、ベスト・ユニットが2バンド、そしてセッションと長丁場になるだろうと思っていたが、案の定、3時間を軽く越す長いイベントになったが、非常に楽しめるイベントだった。
先ず、開演前には、当然ながら、Rainbow,MSG,White
Snake,ELP,Jeff Beck Groupそして、ソロと馴染みの曲ばかりで、思わず歌ってしまう…
開演時間の6時を少し廻ったところで、今回の主催者のKudoの登場。軽く、挨拶をした後、いよいよライヴがスタート。
最初のバンドは、Jeff Beck GroupのIce Cream Cakes,New
Ways Train Train,Got The Feeling,Going Downそして、最後の曲は、ソロアルバムのOver
The TopからSweet
Poisonで、ショウは、終了したが、オーディエンスが、Jeff
Beckの曲を知らないのか、バンドの演奏が、余り良くなかったのか、イマイチ盛り上がりに欠けるものだった。
そして、2番目のバンドというか、ドラムにKudo、最初のバンドのKeyの盛山さん、そして、何と和太鼓の茂戸藤さんの3者でのセッション。
茂戸藤氏の気迫溢れるプレイで、緊張感が漂う、素晴らしい演奏を聴かせてくれた。
セットチェンジの間、コージーの貴重な映像を暫し、鑑賞し、One
Night at Budokanと同様に、ワルキューレの騎行が、流れベストユニットBによるMSGのカバーバンドのショウが、スタートする。そして、続くは、勿論Armed
And Ready!
個人的にも好きだし、オーディエンスの反応も良かった、Looking
For Love、ヘヴィーなギターのOn And
On、定番中の定番、Into
The Arena、One
Night at Budokanと同様に、オーディエンスとの掛け合いがあったAre You
Ready To Rockで、ショウは、終了。
ヴォーカルの名取さんの楽しいMCもあり、演奏もしっかりしていて、オーディエンスの反応も良く、良いショウだった。Into
The Arenaが、終わった後、名取氏が、ステージに戻ってきての一言が、爆笑を誘った。「バンド名、決めたぜ! 今日からM伝説だ!」(笑)
またまた、セットチェンジの間コージーの映像を暫し、鑑賞。そして、本日のメインイベント、虹伝説の登場。エルガーの威風堂々が、流れる。(ロニーかグラハム在籍時は、流れてたんだろうか?)会場の雰囲気も最高潮に、そして、オズの魔法使いの台詞のWe must
be over the Rainbow… バンドによるOver
The Rainbow〜Kill
The King ん〜やっぱこのメドレーは、鳥肌ものだ。 (前にも似たような事書いたなぁ〜)
続いての曲は、虹伝説のアルバム通りに、Man On
The Silver Mountain〜Mistreated、演奏は、申し分ないが、サビで、♪マン・オン・ザ・シルバー・マウンテン〜とカタカナ英語だったのが、ちょっと頂けないです…
しかし、ライヴ後にヴォーカルのアキラさん(ギターもアキラさんなので、以下ヴォーカルは、アキラさん、ギターは、章さんとする)と話をする機会があり、感じが良くいい人だったので、チャラに。
グラハム時代の定番曲で、Since
You Been Gone、アキラさんが、「リハーサルの時にもこの曲をやるときは、皆が照れていた。」というMCのようにメンバーが、少し照れくさそうに演奏していたように感じた。そして、この曲のエンディングでは、Final
Vinalのバージョン同様に、Over
The Rainbowを繋げて披露してくれた。
山口のきらら博でのステージでは、聴く事の出来なかったCatch
The Rainbow、Rainbowのライヴでもたっぷりのギター・ソロが、あったようにこの虹伝説でも同様に、章さんの感情が、篭ったギター・ソロをたっぷり聴かせた後、エンディングで、バンドの演奏に戻る所のKudoのドラムが、素晴らしい。アキラさんのシャウトの後、章さんのアルペジオで、この曲をしっとりと、締める。
イントロから手数の多いフィルを聴く事が出来るStargazer
メンバーの音のぶつかり合いで、素晴らしい曲を聴かせて貰った。基本的には、オリジナルに忠実にプレイしているが、全曲を通してメンバーのオリジナリティーが、感じられる素晴らしいアレンジ。
そして、本編最後のハイライトのStill
I'm Sad、この曲では、キーボード、ドラムのソロもフィーチャーしたアレンジをしているので、今度こそ1812が、聴けるかと心待ちにしていた。
Catch The Rainbow,Stargazer,そして、Still
I'm Sadと構成が、複雑なこの3曲は、緊張感が漂い、演奏しているメンバーも楽しいだろうそして、オーディエンスも楽しいだろう、こんな凄いプレイを聴かせてくれるのだから。
コージーの為のイベントという事もあり、永川さんのキーボード・ソロの後、いよいよKudoのソロ、
1812をバックにソロを披露していた時には、オーディエンスも盛り上がっていた。みんな待っていたんだなぁ〜と。
ここで、本編は、一旦終了したが、これで、満足する訳が無く、アンコールを求める。
そして、アンコールは、All
Night Longアルバムで、聴くとちょっと退屈な曲が、ライヴでは、輝きを放つ不思議な曲。この曲は、ライヴの方が、好きですね。アキラさんとオーディエンスの掛け合いもあり、楽しませて貰った、続いてメドレーで、Long
Live Rock n' Roll、しかし何故か、サビのみの演奏をオーディエンスとの掛け合いでショウは、終了。
今回で、このイベントも4回目を迎えたが、こんな楽しいライヴなら前から参加したかった。そして、次回も是非、参加したいと思えるイベントだった。
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